誰もが企業で働くにあたり、最初に接触するセクションが人事であり、採用担当者である。
入社希望者が、一定の選考を受け、それを通過した者が入社に至る。
当たり前の事だが、選考を受ける以前に、まずは、入社したいと思える企業であるかどうかを求職者は選別する。自分の求めるポジションはあるか、携わる業務範囲は興味の持てるものか、業務の進め方はどうか、社内の雰囲気は良いか、希望する給与水準か、残業の度合いはどの程度か、入社後のキャリアアップは可能か、等、個々が気にする点は様々であるが、総合的に企業を見た時のイメージが先行するのも事実である。
では、人事は企業イメージとどれほど関係するのか。
企業のカラーはトップから発生するものだと私は考えるが、ここは今回割愛して、人事が発するカラーについてお伝えしたい。
通常、外部の人間は、世間での一般イメージを踏まえ、更にその企業で実際に働いている人間を見て、社内の雰囲気を感じ取る。具体的には、応対の言葉と目線、対応の仕方とスピード等、人事の人間が行っている業務風景を無意識に観察し、感受している状況である。
面白い事に、本来、選考する側である、人事の人間の対応によって、企業自体の雰囲気の善し悪しを捉えていることになる。
実際に、当社とのお取引企業に於いても、人事担当の方が人当たり良く、スピーディーに誠実に仕事をされている所は、求職者からの人気もあり、自ずと良い人材が集まる傾向がある。
案件として、求職者に案内するこちらとしても、そういった人気企業の話は正直なところ、出しやすい。逆に、紹介依頼はあるものの、対応スピードが遅く、担当者の応対があまりよろしくない場合は、こちらとしても印象が悪く、積極的に案内する気持ちは萎えてしまうのも事実である。
この業界に於いては、特に業界内での転職者が多い為に、働く側の口コミによって、企業イメージが作られている様子も多々目にする。より良い人材を採用する為には、より良い人材が集まる、良い企業である必要がある。殊に人事は、求職する外部の人間にとって、身近な窓口であり、いわば企業の玄関であると云える。
玄関は家の顔。人事は企業の顔として、イメージ形成に多大な影響を与えているのだ。
短大卒業後、イベント系の派遣会社に入社。その後、株式会社バックスグループにて、人材アウトソーシング事業に従事し、100%子会社である株式会社スマートの設立と同時に異動。人材派遣及び人材紹介事業に携わる。2001年、グループのJASDAQ上場を経験し、翌2002年、代表取締役社長に抜擢。2005年3月独立、ファッション業界、IT業界、管理系職種の人材紹介会社、株式会社パルティールを設立。人材コンサルタントとして、ファッション業界に向けたコラムを日本繊維新聞にて執筆中。
ファッション業界向けの求人・求職サイト、アパレルキャリアを運営。
http://www.apparel-career.com






